女性消防職員の体験談

女性消防職員の体験談

家庭と仕事の両立

 私は救急救命士の大学を卒業し、平成30年4月に採用されました。火災現場や救急支援現場に出動する警防隊や救急隊として交替制勤務を経験し、結婚・出産を経て、現在は事務職で毎日勤務として働いています。

 出産時には、産前産後休暇や育児休業を取得し、子供との大切な時間を過ごすことができました。復職後には、育児休業期間中に改正が行われた事務処理要領等の説明があり、仕事に対する不安が軽減されました。現在は一日の勤務時間のうち、2時間の部分休業を取得し、勤務時間を短縮することで仕事と家庭を両立しています。また、子供の急な体調不良に対し、職場の方々にも快く対応していただき、子供の看護のために時間を確保することができています。仕事と家庭の両立支援制度の活用や理解ある働きやすい職場に恵まれていると実感し、感謝しています。

 毎日勤務の仕事内容は、予防業務や予算、救命講習、消防訓練等、様々な業務があります。事務職ですが、住民の方々に直接接する機会が多々あり、防火防災に関して普及啓発をすることができています。

 女性の消防士がいることで、災害現場で安心してもらうことができた経験があります。一人でも多くの人の命を救い、寄り添うことができるよう、今後も仕事と家庭を両立し、業務に従事したいと思います。

育児支援制度の活用

 私は救急救命士の専門学校を卒業し平成20年4月に採用され、救急救命士として現場で活動してきました。結婚を機にデスクワークの日勤業務へ異動し、財務などの庶務や予防等の業務を担当しています。

 出産時には制度を利用し、1年半の産前産後休業や育児休業を取得し令和4年4月末に復職をしました。復職後は部分休業を取得し、子供を保育所に送ってから出勤しています。保育所からの呼び出しがあり、急に仕事を休んでしまうことが何度もあったり、子供の風邪が私に移り体調不良になったりと、復職後の1年間は大変でしたが、周りの職員の温かいサポートがあり仕事と家庭を両立することができました。

 消防本部で年1回女性座談会が開催されており、職場の環境改善や女性にしか分からない悩みも相談できる場となっています。消防は、男性が多く女性は働きにくいのではないかと思われがちですが、女性職員は生き生きと仕事をしています。

 女性はライフプランが大きく関わり仕事と家庭の両立が大きな問題となりますが、両立支援制度が多々あり相談できる先輩もたくさんいます。私の目標は数年後に救急救命士として交替制勤務に戻ることです。資格を生かし、家族の協力も得ながら現場で活躍したいと思っています。

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電話アイコン消防本部消防総務課:048-597-2002